至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「そうだ。ここの鍵」


琉聖さんが、テルさんから預かったらしい鍵を、ポケットから取り出して手渡してくれる。


みんなは持っているようだけど、あたしは鍵を持たされてない。


一人で帰ることは、やっぱり想定外のようだ。



「ありがとうございました」


それを受け取って再びお礼を言うと、バイクに跨った琉聖さんがもう一度あたしに視線を向けた。


「アイツかなり俺様で、キミからすればムカつくこともあるかもしれない。けど、不器用にしか生きられない奴だから」


……それは、きっと凌牙のこと。


あたしは、凌牙のことはまだよく知らない。