至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

てっきり荒々しい運転をするのかと思って身構えたけど、思いのほか安全運転で。


むしろバイクの背中はすごく心地良かった。


遮るもののない世界を走り抜けるのが、こんなに爽快だなんて初めて知った。


今度暴走に参加させてもらえるなら、誰かのバイクの後ろに乗せてもらいたい。



出来れば、凌牙の……。



だけど凌牙は総長だから、いつも車の中でああやって踏ん反り返ってるだけなのかな。


バイク、乗ればいいのに。




この背中が、凌牙だったら……。


そんなことを考えながら、思わず琉聖さんの腰に回した手に力を込めた。