至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「今日のところは俺が行きます」


その手を止めた琉聖さんは、テルさんに座るよう促すと急いで階段を下へ降りていく。




誰だっていい―――


一刻も早く、こんなところから立ち去りたい。




「失礼しましたっ……」


みんなに頭を下げて立ち上がり、階段めがけて駆け出す。




「…優月ちゃん……」


床に落ちるような旬の声が聞こえたけど、あたしは振り返らなかった。




出口までの道のり、入って来た時と同じように全員がペコペコと頭を下げてくる。


それに反応しない琉聖さんには倣えず、あたしはバカみたいにペコペコ返して外に出た。