至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「凌牙が拗ねると後が面倒なんだよ……わかってんだろ」


「だって、凌牙くん達が来てるって思わなくて…」


琉聖さんに叱られた七海さんは、本当にシュンとしていて、見ているこっちが心苦しくなってきた。



大翔も旬もテルさんも。


なぜか、みんな一斉にため息を吐いている。



この場の雰囲気悪くしたのがあたしだと察し、やっぱりあたしなんかがここへ来るべきじゃなかったと思ったとき。



「優月ちゃん、送る」


琉聖さんが立ち上がった。


「………」



……撤収しろってことだ。



冷静に事実を受け止めたあたしは、黙ったままカバンを取って立ち上がった。



「なら俺が」


ポケットからバイクの鍵を取り出す音と、テルさんの声。