至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

淡々と下ろす声に、なんとなく誰かが分かる。


顔をあげるとこのフロアには、あの家のジャン高2年組と、テルさんがいた。



「……あ……」


声の主は思った通りテルさんだったらしく、その視線はあたしへ注がれている。



大翔とつき合ってるっていう噂話を、どうやら聞かれたようで。


真面目に否定するのもおかしいような話に、顔を緩めて口を開きかけたとき。



「いやぁ~実はぁ~……」


大翔が照れくさそうに頭をかいた。



……え。


何言ってるの?


ここは否定するところだよね?



慌てて凌牙に目を移すと、険しいブラウンの瞳が、あたしをジッと見つめていた。