至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「あれ?優月ちゃんどうかした?」


俯いたあたしの顔を、七海さんが下から覗き込んだ。


「なんでも……ないです」


すぐに切り替えて顔をあげると――


「他人事みたいに言って、自分もでしょ!?ったくこのサルが!あたしみたいにイイ女がいんのに、烈ってばどこに目ぇつけてんのよ!」


目の前では、また騒々しいバトルが勃発していた。


麗美さんは、烈さんの目玉を瞼の上から押す。


「痛ぇ!てめぇ、マジやられてえのかよ!」


ビクッ。


“マジ”な声に、手にしたウーロン茶がグラスの中で大きく波打った。