至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

不良に関わるのはごめんだけど、自力で立てないものは仕方ない。


諦めたように首を振ると、旬はあたしの体を持ち上げた。


突然世界がグラリと揺れた。


景色が反転する。


「あの、ちょっと……!」


背の高い旬に抱えられたあたしの視界は普段よりもはるか高く。


自分の今置かれている状況に唖然とした。


だってお姫様抱っこだから……。



ていうか、ちょっと待って!


一体どこに拉致る気!?



不良という風貌からして、どこかに連れていかれるイコール、拉致られるとしか思えない。


ある意味ヤバイ。