至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「うわっ、マジやべーよこれ!」


「見せてみ?」


大翔は大げさにのけ反り、旬は足に触れて傷口を確認する。


あ、あの……手に思いっきり血がついてるけど…。


血が怖そうな大翔と違って


「マズイな…」


一言呟いた旬は携帯を取り出し、真っ赤な手でどこかへ電話を掛けた。


携帯も血まみれだ。


「じゃあそっちへ行くから―…」


そんなのをもろともせずに、手短かに話を終えた旬はあたしへ尋ねる。


「掴まって。立てる?」


「……っ……!」


大丈夫、そう言いたいのに対して、体は逆の反応を見せた。


「その様子じゃ無理だな」