至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

……助けてくれた?


……どうして?



まあいいや。不良って暇なんだ。


警官にパクられなかったんならそれでいい。



「……よくわからないけどありがとう……」


とにかくあたしは逃げないと。


もたもたしてたら、また追われるかもしれないし。



奈央たち、どうしたかな。


そう思いながら立ち上がったあたしを襲ったのは、体中を締め付けるよう痛みだった。


「うっ……」


立つどころか、そのままコンクリートの上に倒れこむ。


転んだ衝撃で両ひざは原型をとどめないほど腫れ上がり、吹き出すような血が流れていた。