至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

少し拗ねたあたしに深いため息を吐いたテルさんは、手にしていた日経を置いた。


「凌牙は優月に居場所を作った。それは、凌牙は優月を守らないといけないという責任も含まれてるんだ」


「あたしを……守る……?」


どういうこと……?



聞こえているのかいないのか、凌牙は窓の外を見ながらコーヒーカップに口を付けている。



「灰雅は、この世界ではトップに位置する。それは承知しているよな?」


テルさんの声に呼び戻され、あたしは頷く。


この世界……とは、暴走族のことだろう。