至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

和希の横顔を見て思う。


きっと和希は灰雅の……凌牙の理念を分かってる。


だから無意味に学校を荒らしたりはしないんだろう。



それでも、暴走族という組織への嫌悪感はぬぐいきれない。


あたしはもう"こっち側"の人間になったのかもしれないけど…。


昨日今日暴走族のことを知ったばかりで、まだこの理不尽な世界の肩は持てそうにない。



「凌牙オッス!」


大翔のそんな声に、肩がビクッと上がった。


どうやら凌牙が階段を下りてきたようだけど。