至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

それにしてもかなり低血圧な挨拶。


"おはよう"には"おはよう"じゃないの?と思ったけど、彼の返事はいつも"ああ"なんだろうと思うことにした。


目線は凌牙の髪の毛に。


寝起きなはずなのに、癖ひとつない綺麗な金髪は健在で、思わず見惚れてしまう。


「朝っぱらから騒々しい音たててんじゃねえ」


「あっ……ごめん。遅刻すると思って急いでた」


「オマエ、やっぱり時計読めないんだな」


朝から毒づく凌牙に少しムッとしながら、その意味の分からない理由を問いかけた。


「……もうすぐ7時でしょ。それがなにか?」


「何時から授業受けるつもりなんだよ」


不機嫌に答えたあたしに、同じような態度の凌牙がそう言いながら目を細める。