至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

あたしだって特殊な環境で育ってきた。


生い立ちや家庭環境なんか、個人を見定めるのに何も関係ない。


それがたとえ、反社会的な組織だろうと。



凌牙は、凌牙。



それは素直な気持ちだったのに。



「そんなの?」


怪訝そうに聞き返されて


「あ、そういう意味じゃ……」


慌てて弁解すると


「変わってんな」


ヤクザを軽視するなと怒られると思ったら、凌牙は逆に口調を緩めた。