……失敗……した? やっぱり気づかないふりするべきだったかなと後悔していた時。 「……ジャンにプールはねぇ」 特別表情を変えずにそう言いながら再び手を動かした凌牙に、ホッと胸をなでおろした。 「そ、そっか……それじゃあ大丈夫だよね…」 そもそも学校にプールがあったとしても、凌牙が真面目に入るとは思えない。 なにが大丈夫なのかすらも言えない状態で。 無駄に会話を振ったことで、墓穴を掘ったんじゃないかと、募る焦りとは裏腹に。