至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「これ?」


「違う」


「じゃあ……これ?」


「ああ」


中もやっぱり黒い服だらけで、さっき指したのと何の変わりがあるのか分からなかったけど、指示された服を渡すと。


凌牙は黙ってそれに腕を通す。


右肩から背中にかけて入れられた、大きな刺青が見えた。



「……」


本当に、本当なんだ。



わざとなのかたまたまなのかはわからないけど、この位置から丸見えの仕草。


それでも気づかないふりをするか、触れるべきか迷ったけれど。



「プールの授業とか、困らない……?」





凌牙の動きが止まった。