至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「もうしませんからっ……すみません、許してくださいっ!」


必死に演技をした。


もう泣き落としだ。見逃してもらうために。


大袈裟に鼻をすすってみたけど全く効果がなかったらしい。


「それは出来ないな」


赤髪男は低い声できっぱり却下した。



う…。



「……なら、お姉ちゃ……家には連絡しないで……」


頭を切り替えて冷静に訴えた。



あたしの場合、家というのは双葉園。


でも双葉園に連絡……は困る。


確実にお姉ちゃんにまで話が伝わるから。



「うーん。交渉次第では出来なくもないけど」


赤髪男は腕を組んで考え込んだ。


交渉の余地あるの…?



「それって……お金!?」