至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

そして次男の運命も。



ヤクザの組長は二人もいらない。


普通だったら凌牙と確執が起きそうなものの、そうじゃない和希は。


反対に、実家に対して何らかの想いを抱き。


兄を慕い、家を出るという行動へ繋がっているのかもしれない。




……じゃあ、凌牙は……?



望んだ将来なの?


自分の夢はないの……?



この美しい顔の眠りの下では、どんな夢を描いているんだろう……。




細くて長い睫毛が微かに揺れた。


……あ、起きちゃう。



閉じた瞼の下できつく瞬きでもしたのか、ピクピクと動いたあと、その瞳がゆっくりと開かれた。



「……凌牙?」