至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

テーブルの上に、雑誌と病院からの処方箋らしき薬の袋が置かれているのが、唯一生活感というか……。


それも綺麗に揃えられていて、おそらく凌牙は几帳面な性格なんだろうということを覗わせる。



その奥にベッドがあり、予想通り凌牙はまだ眠っていた。


どうやって起こそうか思案しているうちに進めた足は、すぐベッド脇まで来てしまい、そこで立ち止まったまま寝顔を見下ろした。



そう言えば、凌牙の顔はまだ真正面からじっくりと見たことがなかった気がする。



目が開いてる時の凌牙は、あたしを睨んでいるか、興味なく冷めているかがほとんどだ。


そんな怖い顔、正面から見る勇気なんてなくて。