至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

いい加減体力も限界にきた。


もう諦めようかと思ったそのとき


「あっ……!!」


気の緩みが招いたのか、足がもつれてそのまま地面へダイブ。


普通じゃない速度を持って飛び込んだコンクリートは、激しい痛みという代償をもってあたしを受け入れた。


「うっ……」


倒れ込んだことで完全に脱力し、起き上がることすらできない。


「つ~かま~えた~」


反対に、追ってきた男はコミカルなメロディーを付けてあたしの横で足を止めた。



全然息が上がってない。


ただものじゃない……。