至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

ええっ!?


とんでもない扱いに、目を丸くする。


「す、すごい……」


これだけの人数がひれ伏すなんて、灰雅の“総”総長がどれだけの権力を持っているかを思い知らされた。



やがて車が停まると、一人の男が近づいてきた。


この人は、特攻服ではなく黒いスーツを着ていた。



「テル、やっといてくれたか?」


「ああ。後は俺に任せておけ」


ドアが開き、"テル"と呼ばれた彼と凌牙はそんなやり取りをする。


旬、大翔と続いて降りて行くから、じゃああたしも。


と、地面に足を付けた瞬間、バッ…と揃った音が聞こえた。


外にいたメンバーが、一斉にあたしに顔を向けたのだ。