至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「旬達も、白い特攻服を着るの?」


「ああ」


「惚れんなよ!」


ちょっと意味不明な大翔の言葉に、今度はあたしが吹き出した。


「あははっ」


旬や大翔といると、心が落ち着いている自分に気づく。


自然と笑えてる。


あたしの選択の正当性が、早くも少しだけ見えた気がした。



車は群衆の中をゆっくり進んでいく。


すると、あたしの視界から肌色が消えた。


見えるのはカラフルな頭と黒い特攻服だけ。




――全員が、この車に向かって頭を下げていたから……。