心地の良い振動と、柔らかくて温かい感触……。 ……何かに抱かれたような。 もう少し、このままでいたい……。 やがて。 暗がりの中で開いた瞳。 ここはどこだろうと視線を辿ると、ひときわ整った鼻筋が見えた。 ええ……と……。 半分寝ぼけた思考をフル回転させていく中で、次第に記憶が戻ってくる。 ……あたし……祐介に……。 そして、旬と大翔に車で手当てしてもらって……。 …………で……。 この人は、凌牙。 ……柔らかい感触。 ということは。 ……ここは凌牙の膝の上!?