車のドアが開いた瞬間、低い声が飛んできた。
「一体いつまで待たせ……」
言葉はそこで途切れた。
いや、出なかったんだと思う。
腫れた顔に、はだけた制服。
こんな格好で出てきたあたしもあたしだけど。
……だって、本当にいると思わなかったから。
「……」
言葉をのんだ凌牙に、無言で手帳を差し出した。
受け取った凌牙は中身を確認した後、大事そうにブレザーの内ポケに収める。
「一体いつまで待たせ……」
言葉はそこで途切れた。
いや、出なかったんだと思う。
腫れた顔に、はだけた制服。
こんな格好で出てきたあたしもあたしだけど。
……だって、本当にいると思わなかったから。
「……」
言葉をのんだ凌牙に、無言で手帳を差し出した。
受け取った凌牙は中身を確認した後、大事そうにブレザーの内ポケに収める。



