どのくらい時間がたったんだろう。 まだ明るかった日はどっぷり暮れて、窓ガラスに醜い姿が映った。 腫れた顔。 ボタンの飛んだシャツ。 殴られた頬がジンジンする。 口の中は切れて血の味がした。 結局下着は放置されたまま。 「……あ」 うつろな瞳に、床に投げられた手帳が映った。 ……凌牙。