「ここに居るのか?
オレたちの子供」
由香のお腹を優しく触った。
「うん」
「これからもっともっと頑張らないとな
由香は一人じゃないんだから
身体には気を付けろよ」
「そんなの言われなくても
分かってまぁーす!」
「チェッ!嫌みな女だな・・・」
・・・今日やっぱり社長の誘いを
断ってて正解!
今日も遅かったら
由香に家出されてたかも
なんて・・・大袈裟だけど。
「とうちゃん頑張るからな!」
お腹の子供に向かって言うと
「とうちゃん?
まさかとうちゃんって言わせるの?」
「ダメ?良いと思うけどなぁ
なんなら父上母上とか?」
「ダメよ!時代劇じゃあるまいし
ダサい!!!」
「何でだよ!最高じゃん!」
「そこはパパママでしょ!」
「パパ?ママ?
そんな柄か?」
「悪かったわね!
遼平だけとうちゃんで
あたしはママ」
「合わせろよ!」
由香はしばらく黙って考えてたようで
「どーでもよくない?
今 それで言い合うようなこと?」
冷静に言った。



