入り口では 部長さんが お出迎えしていた。
「お待たせしました
これが 娘の由香子です」
いきなり 紹介する父
「あっ…
始めまして 小山由香子と申します」
ニコッと 笑顔
笑顔は得意のあたし。
「こちらこそ 君のお父さんには
いつも助けて貰ってるんだよ
小山さん! 品のある
素晴らしい娘さんじゃないかぁ~」
プッ…
品があるって!(笑)
良かったね父さん。
「いえいえ 品なんて全く無くて
ここへ 来る間も 少し黙ってろ!
と 言ったほどですよ」
後ろから 蹴ってやろうか!うちの父。
「さぁ~ 相手さんが お待ちかねだから
行きましょう」
・・・・・
いかにも高級ぽい絨毯が引かれたロビー
なんだか ここに来て
緊張してきちゃった。
せめて 相手の顔だけでも
写真で見ておけば 良かったなぁ。
どうしよう・・・
蝶ネクタイのポッチャリした
お坊っちゃまだったら。
見た瞬間
【ごめんなさい】
って逃げ出すかも。
ごめんなさいじゃなく
きゃー!!!かもしれない。



