「不安にさせてごめんな?」
「ううん。それなら昨日、ちゃんと颯太から話を聞けば良かったね。そしたら、颯太もあんなに雨に濡れずにすんだかもしれないのに…。
あたしも、颯太のお弁当が食べられなくて、寂しい思いをせずにすんだのにね」
「えっ?何?愛莉、今日俺の弁当が食えなくて寂しかったの?」
「えっと…まぁ、ね」
「へぇ〜。そうなんだ。愛莉、寂しかったんだー」
颯太がニヤリと笑う。
「それじゃあ俺は、愛莉の胃袋をしっかりと掴めたってことか。俺は当初の自分の目的を、無事にちゃんと果たせたってわけだな」
えっ?目的?ちゃんと果たせたって、まさか…!?



