となりのアイツ*



「えっと…あたしも…颯太のことが、
好き…です」

「うそ、マジで!?」

あたしたち2人の想いがやっと繋がった瞬間、颯太の顔がパッと花が咲いたように明るくなった。


「愛莉…」

颯太に名前を呼ばれて、近くにあった颯太の顔が更に近づいてくる。


もしかして、キスされる!?
そう思ったあたしは、そっと目を閉じてドキドキしながら颯太からのキスを待つ。


…が、しばらく待っても一向に、あたしと颯太の唇は重ならない。


あ…れ?



代わりに、コツン…と2人の額同士がくっついた。


「へ!?」

おっ、おでこ!?


流れ的に、颯太からキスされるとばかり思い込んでいたあたしは、思わず拍子抜けする。