「なぁ、いつになったら俺の想いに気づいてくれんの?俺、もう待てねぇんだけど」
互いの鼻と鼻がくっつきそうなくらい、颯太の顔が間近に迫る。
今、颯太の瞳にはあたしだけが映っていて…。こんなに間近で颯太の顔を見たのは、初めてかも。
風邪で熱があるからなのか、颯太の顔はほんのりと赤くなっていて。
それでも、テレビで見る俳優顔負けの端正な顔立ちは、相変わらずかっこよくて。
そんな颯太に見つめられて、あたしの心臓はバクバクと激しく鼓動を打つ。
しばらくの間、無言で互いを見つめ合うあたしたち。
「本当はこんな風邪ひいてるときじゃなくて、ちゃんとしたときに言いたかったんだけど…もう今言っちゃっていい?」
ねぇ…もしかして颯太も、あたしと同じ気持ちなの?そんな言い方されたらあたし…期待しちゃうよ?
あたしはドキドキしながら、黙って颯太の言葉を待つ。



