「つーか、逆に愛莉を嫁にしたいって奴がいたら、俺としては困るんだけど。
愛莉は誰にも渡さねぇよ」
「え?え?颯太、それって…?」
「お前、まだ分かんねぇの?俺の気持ち」
そう言って颯太が立ち上がり、あたしのほうへと近づいてくる。
あたしがじりじりと後ろへと下がっていくうちに、あたしは颯太に部屋の壁へと押しつけられてしまった。
そして颯太は、ドンッとあたしの顔の真横に手をついた。
それと同時に、颯太がおかゆを食べるために持っていたスプーンが床に落ちて、カシャーンと大きな音が静かな部屋に響く。
「そう…た?」



