それから数十分後──。
一応?おかゆらしきものができたため、あたしは颯太の元へと持って行く。
「熱いから、食べるときは気をつけてね」
「……!!」
あたしが作った1人用の土鍋に入ったおかゆを見た途端、颯太は固まってしまった。まぁ、そうなるのも無理ないよね。
だって…あたしが作ったおかゆは、水気がなくなって土鍋に焦げついて、もうおかゆだと分からないほどのものになっているから。
「うわぁ、まずそう。何だ、これは。
食べる気しねぇ…」
ちょっと颯太、いくらなんでも正直に言い過ぎ!
「なぁ愛莉、どうやったらおかゆがこんなふうになるんだよ。普通はならないぞ?」
…おっしゃるとおりです。
「しかも、キッチンの鍋とかやかんとかひっくり返ってるし。冷蔵庫の食材もあちこちに出しっ放しで、なんかキッチンが悲惨なことになってるんだけど」
うぅ…何も言い返せない。



