「…何これ?」


「何って、まぁ見れば分かるよ。開けてみ?」


颯太に言われて、包みをほどいてみると…
中から出てきたのはお弁当だった。


更にパカッとお弁当の蓋を開けると、そこには野菜に肉、魚、卵焼きなど、色とりどりのおかずが並んでいた。


「え、これ…もしかして颯太が作ったの?」


「ああ、俺の手作り。これからは、毎日俺が愛莉の昼飯作ってきてやるよ」



は……?