颯太の作ってくれたお弁当が…食べたい。

颯太がいつもあたしのために、一生懸命作ってくれていたお弁当が恋しい。


あたし…自分が思っていた以上に、颯太がいつも作って持って来てくれるお弁当が、大好きになっていたんだ。


颯太の手料理の…虜になっていたんだ。



でも、それ以上に…


毎日学校で決まった時間に、あたしのところへお弁当を持ってやって来てくれる颯太に会えることが、いつしかあたしの中で、何よりも楽しみになっていたんだと思う。


だから今日、学校で颯太に直接会えていなくて、あたしは寂しいんだ──。