「愛莉、もうすぐ昼休み終わっちゃうよ?」

お昼ご飯まだ食べてないから、そろそろ食べないとやばいな。


「ごめん、菜緒。あたし購買行ってくるから、先に食べといて」


ここ最近、お昼は颯太のお弁当を食べることが習慣となっていたあたしは、何もご飯を自分で用意していなかったため、購買に行くことにした。



購買に行く途中、颯太のことが気になったあたしは、隣の颯太のクラスを覗いてみた。

だけど、教室に颯太の姿は見当たらなかった。


あれ?教室にもいないの?颯太、どこにいるんだろう。


今日颯太に会ったら、まず昨日のことを謝ろうと思っていたのに…。