あたしったら、なんでこうなんだろう。 颯太が中島さんにお弁当を作ってあげようと、颯太の勝手なのに。 別に颯太は、あたしのものでもないのにさ…。 そんなことぐらいで勝手に傷ついて、怒って…。颯太の話も聞かずに無視して。 なんかもう、めちゃくちゃだ。 ほんとだめだなぁ、あたし。 しばらく進んだところで、降り続けていた雨がピタリとやんだ。 いや、雨がやんだのではなく… 「ずっとこのまま雨に濡れていると、本当に風邪ひくぞ?」 颯太が先程持っていた傘を広げて、あたしにさしかけてくれていた。