「……颯太が悪いのよ」 「え?」 「颯太が…お弁当を作ってあげるのはあたしだけだって、あたしは颯太の特別だって言っておきながら、中島さんにもあたしと同じようにお弁当作ってあげてるじゃない」 「え、愛莉…なんでそのこと知って…」 「さっき中島さんが颯太にお弁当箱を返すところを偶然見たの」 雨足がどんどん強くなる。 それと同時に、あたしと颯太はさっきからずっと傘をささずにいるため、2人ともますます全身びしょ濡れになっていく。