本当の友達




あれから、幾度なくときが過ぎたのだろう。


夏休みが終わった、ということだけかろうじて理解できる。


ということは、もうすぐ体育祭だ。


「美玲!体育祭は負けないからね!」


「もちろん!こっちだって負けないよ!」


相変わらずの莉乃に、私は少々テンション高めに返す。


「係なにやる?」


「ん~用具とか?」


用具とか?っていっても、内心余ったやつでいい。とか思ってるし~…。


「誰か実行委員をやってくれる人はいませんか?」


そんな担任の言葉に、手を挙げる者は一人としていない。


多分、めんどくさがっているのだろう。


確かに、実行委員は他の係に比べ、大変な仕事が多い。


さて、どうするか。


「それじゃぁ、男女に分かれて決めてください。」


女子は教卓の周りに。


男子は教室の後ろに。


それぞれ集まって話し始めた。