本当の友達



だからほとんどの曲は一度しか聞いてなくて、どこがよかったとか全くといっていいほど覚えてなくて、ゆかりの話に私は相槌をうつだけになった。


それでもゆかりは毎日違う話題を話続けて、どうしてそんなに話題があるんだろうと私は思った。


「絶対聞いてよ!それでさ、サビのフレーズがすごくいいの。ちょっとその部分歌ってみるね!」


ゆかりは毎回といっていいほど歌う。


休み時間も歌う。私が覚えている曲のときは一緒に歌うときがある。


「…………終わりっ!どうだった?」


「うん。いい曲だね」


いい曲、なのだろう。多分。ゆかりがいうのだから、そうなのだろう。


私は曲の良し悪しなんてわからないし、わかろうとも思いたくもない。


曲は曲だ。誰がなんといおうと、その曲ならでばのいいところがきっとある。


少なくとも、私はこの曲が嫌だなんて今まで思ったことはない。


いい曲だな、とも思ったこともない。


一時期私はA○Bの曲が好きで、よく歌っていたけど、私はとくに「この曲最高!」と思ったこともないし、「やだな〜」とも思ったこともない。どの曲も「まぁいいよね」と思うだけだった。


「そういえばさ〜カ○プロアニメ化して明日放送するって知ってる?」


「うん、知ってるよ。」