「もちろん!! オレ、ずっと側にいるよ!? ハルも、ずっとオレの側にいて!!」



思わず、ハルの手を握りしめ、声を大にして答えてから、そっとハルを抱きしめ、改めて言った。



「だいたい、オレ、一生、ハルの一番近くにいさせてって言っただろ?」



一年前、ハルに告白した時、ハルへのラブレターに書いた言葉。

それは、オレの心からの願い。



あまりに嬉しくて、あまりに幸せで、そのままハルにキスをしようとしたら、ハルの手が、またオレの口をふさいだ。



「ダメ」

「なんでだよー」

「だって、話したよ?」

「ハル-、そりゃないって」

「あ」

「何?」

「そろそろ行かなきゃ」



時計を見ると、確かに微妙な時間。



「せっかく、予約したんだから」

「……だよな」