きっとパパは、わたしがそれを望んだのだと、望んでいたのだと、疑ってもいない。 だから、努めて笑顔で聞いてみた。 「ねえ、パパ?」 「ん? なんだい?」 「カナが頼んだのよね?」 「ああ」 パパは、わたしの動揺にはみじんも気づかずに、ニコリと笑った。 「優しい彼氏だな、陽菜」 ……その後の食事は、もう一口も喉を通らなかった。