若い頃に海外に留学していて、更に仕事で海外にいたこともあるおじさんは、愛情表現もオープンな方だ。
おばさんの誘いに気をよくしたのか、そのまま、スッとおばさんの腰を抱いた。
「……そうだな、久々にどこか行くか?」
「ええ。しっかりエスコートしてね」
「もちろん! どこに行きたい?」
「そうね、せっかくだから、ゆっくりできるところかしら?」
すっかり出かける気になったおじさんは、笑顔でハルの枕元へと移動した。
「また夕方に来るからな」
「楽しんできてね」
「ああ。ありがとう」
おじさんがハルの頭をなでている間に、おばさんがオレにウィンクをよこした。
オレはおばさんの気遣いに感謝しつつ、コッソリ、小さく頭を下げた。



