数日後の放課後。 須藤先生との約束を果たすため、数学準備室の前へとやって来た。 あれから考えて考えて考えて……。 これ以上ないくらい考え抜いて自分自身で出した『答え』。 それを須藤先生に伝えなければならなかった。 ドキドキと鳴り止まない胸に手をあて、落ち着かせるように深呼吸をする。 よし、と改めて気合を入れ直し、震える手をドアへと伸ばした。 そして…… コンコン 「失礼します」 ガラッ ―― 先生が待つ教室へと足を踏み入れたのだった。