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お互い、相手に回した腕は、話さない。
なぜなら、もうこれが最後の触れ合いになるからだ。
長沢はそうと――知っている、かもしれない。
あの時の私もそうだったが、人は、自然と離別を悟ることができる生き物らしい。
「真剣な話だよ、長沢。私は自分に、『罪』の定義を刻印してる」
「罪?」
「そう、『罪』よ。その定義は、言ってみれば信条のひとつだと思ってくれればいい。そして『罪』を持つ私は、それをあがなわなくちゃいけないんだ」
「罪を……。仁、お前、なにかしたのか?」
「ああ、した」
長沢の顔を見ながら、彼のことを思い出す。
どうしようもないさびしさと、自ら導いた長沢との別れに――涙をこらえた。
「人をね、結果的にひとり、消した。そしてその償いに、私はやらなければならないことが、ある」
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お互い、相手に回した腕は、話さない。
なぜなら、もうこれが最後の触れ合いになるからだ。
長沢はそうと――知っている、かもしれない。
あの時の私もそうだったが、人は、自然と離別を悟ることができる生き物らしい。
「真剣な話だよ、長沢。私は自分に、『罪』の定義を刻印してる」
「罪?」
「そう、『罪』よ。その定義は、言ってみれば信条のひとつだと思ってくれればいい。そして『罪』を持つ私は、それをあがなわなくちゃいけないんだ」
「罪を……。仁、お前、なにかしたのか?」
「ああ、した」
長沢の顔を見ながら、彼のことを思い出す。
どうしようもないさびしさと、自ら導いた長沢との別れに――涙をこらえた。
「人をね、結果的にひとり、消した。そしてその償いに、私はやらなければならないことが、ある」
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