エレベーターで最上階に上がる。
長い廊下を歩き、一番奥の部屋へ。
小泉達がインターホンを鳴らす前に、男はドアを開けた。
小泉はつぶさに、その男を観察する。
身長約170cm、中肉、
白いTシャツに、チェックのステテコ。
床屋にしばらく行っていないような髪は、耳下まで伸び、
無精髭を生やし、清潔感のない男だ。
中に通された。
マンションの立派な外観から想像がつく通りの、グレードの高い部屋。
広いリビングに、南向きの開放感ある窓。
天井も高く、シャンデリア風の照明がぶら下がっている。
とても立派な部屋なのだが、散らかって汚かった。
ソファーを勧められても、
丸められた衣類がソファーを占領しているため、
小泉達は立ったまま話しを進めた。


