着いた場所は、校舎の3階の一室。
“視聴覚室”とドア上部に札が付いていた。
中はかなり広い。
ロウソクやランプが灯って明るいが、どこか不気味な感じが漂っていた。
窓はベニヤ板と暗幕で覆われ、光が漏れないようになっている。
うららは上座の椅子に座らされた。
精緻な模様が彫り込まれた、立派な椅子だった。
その後ろには、大きな宗教画が貼られている。
青黒い肌、三つの目、
巻き上げた髪に、三日月の髪飾り、
首に巻くのは、生きた蛇…
破壊神シバが、うららの背後に立っていた。
うららの前には、100人程の信者達が立ち並んでいた。
皆、白装束で、年齢は様々。
男も女もいる。
うららの横に立つのは、丸山陽子。
彼女が号令をかけると、100人が一斉に床に平伏した。
その様も異様で、うららは恐怖を感じる。
両腕で体を抱きしめ、身を守っていた。


