杉村は二人分の代金を払い、店主と二言三言会話する。
陽気に「ワハハ」と笑い、店を出て行った。
客は半分ほどに減っていた。
賑やかさの減った店内で、杉村の煙草の吸い殻がまだ燻っていた。
小泉はそれを睨み付けるだけで、動かない。
杉村に会い、分かったことは、
桜庭うららの背景に、何か黒い秘密があるということ。
それと…
『利用できる物は全て利用する……… それが小娘であろうとも…』
杉村は何らかの目的の為に、うららを利用している。
その目的は分からないが、調べればきっと…
言われたように、小泉は苦しむことになるのだろう。
――――…


