高須 文也
寺西 和雄
木元 ゆりえ
水島 ありさ
4人の名前に、小泉は眉を潜めた。
名簿に書かれている名前と住所を、警視庁のデータベースと照合する。
『水島ありさ』は、まだ記憶に新しい。
すすきの連続放火犯の元恋人で、勤め先を7件燃やされた気の毒な女性だ。
『木元ゆりえ』は、今年の6月、
恋人と暮らす自宅アパートで、刺殺体となり発見された。
当初、恋人の上島が疑われたが、真犯人は上島のバイト先の店長だった。
『寺西和雄』は、
今年の4月、中央区で白昼堂々と、コンビニ強盗を行った41歳の男だ。
店員を縛り、レジの金10万3千円を強奪。
店を出て30メートル先で、通行人女性とぶつかる。
寺西と女性は知り合いではないが、なぜか盗んだ金全額を女性に渡して逃走。
翌日、自宅にて逮捕された。
そして、黒飴覚醒剤事件の『高須文也』
ここ数ヶ月の事件関係者4人が、過去数回、同じセミナーに参加していたのだ。
これは偶然の一致と考えていいのだろうか?
小泉は頭を悩ませる。
それともう一つ…
偶然と片付けられない事実があった。


