階段を駆け上がり、 小泉は6階フロアに踏み込んだ。 まずは6階から捜す。 いなければ、7階8階と、階を上げていくつもりでいた。 6階には、店舗が9つあった。 そのドアを順に叩いて、大声で呼びかけた。 「おにぎり屋!いるか? いたら返事をしろっ!」 煙りが充満する中、ドアを叩いて回る。 煙りにむせ、呼吸が辛くなってくる。 頭痛も感じる。 小泉は一酸化炭素中毒になりかけているのを自覚していた。 時間に猶予はないと、焦り出す。