「悠...
私、きっとまた戻ってくるから。
だからそれまで忘れないでね。
約束だよ!」

♪〜ゆーびきりげーんまん...

今でも、覚えてる。

忘れられるわけがない。

「恵舞。
なんで連絡してくれなかったの?」

俺らしくもない。

いつも冷静でいるように気をつけてるのに...

なんで恵舞には崩されるんだ。

「んー...ゴメンね。
悠、もう忘れてると思ってたんだ。
誰?って言われるより、会わない方がまだマシかな、なんて思ってたの」

「そんな悲しいこと言うなよ...
俺、忘れてなんかないから」

いつもは余裕なのを見せつけようとしてる言葉遣いも、恵舞の前だと崩されかけてしまう。