「あっ、ちょっと待ってよ。
俺帰るからさ。
里奈ちゃんにはうまいこと言っといてねー!」

そうヒラヒラと手を振って缶コーヒーを飲み始めた。

悠...マジでわりぃ。

これがほんとのダチなんだなと思った。

色恋ざたじゃぁ全然ぶれないこの友情。

俺は悠への申し訳なさを振り切るように走った。